食品物流業界、ドライバー不足の影響から

食品物流業界では、燃油価格の高止まりや規制強化に伴うドライバー不足になどの原因により車両調達コストが高止まりする厳しい状況が続いています。


そんな中、ニチレイが9月中間決算のうち、低温物流事業が増収増益になったと発表しました。


平成27年第2四半期決算では同事業での減益が発表されていましたが、同大都市圏を中心に保管需要の取り組みに注力したり、TC(通過型センター)事業の取り扱いを拡大させたことがうまく影響したようです。


また、北米において家庭用冷凍食品の取り扱いが増え、海外部門が好調であることも要因の一つとでしょう。


英国や米国では冷蔵庫と別に冷凍機能のみの冷凍庫を持つ家庭も多く、また冷凍食品を利用し時間と手間を節約することが賢い主婦の証となっている風潮もあります。そんなことも手伝って冷凍食品消費量は日本に比べて、3~4倍以上だと言われていますので、今後も、海外部門が増益に貢献するのは確実だと見込まれます。


日本全体としては、着実な企業収益や人手不足による雇用所得環境の改善から景気は緩やかな回復を見せているものの、食品物流業界では様々なコスト上昇など未だ厳しい現状です。

各社の対策も含め、今後の動きに注目ですね。