国土交通省「ドライバー異常時対応システム」のガイドラインを策定

近年、大型バスやトラックのドライバーの健康状態の急変による事故が多発しています。

 

過酷な勤務体制などによる身体への負担がドライバーの健康状態に深刻な影響を及ぼしている事など、たくさんの課題が挙げられる中、こういった事故を未然に防ぐため国土交通省は「ドライバー異常時対応システム」のガイドラインを策定しました。

ドライバー異常時対応システムの技術的要件は以前より検討されていましたが、今回のガイドラインの概要において対象は二輪車を除くすべての自動車となっており、ドライバーの健康状態が急変し運転の継続が困難な状態に陥った場合、その異常を検知し、自動制御によって減速停止等の処置が取られるというものです。

 

異常の検知方法はシステムによる異常自動検知型、ドライバー押しボタン型、同乗者押しボタン型の3タイプ。

 

異常自動検知システムは誤動作の恐れがあり、同乗者押しボタン型ではいたずら等も懸念されるため、減速を開始する前にドライバーに一定時間警告があり、ドライバーがその警告を受け異常がない場合には作動を解除、解除されない場合には「運転が困難な状態にある」と判断され、自動制御システムが作動するという仕組みです。

 

自動での減速停止は、後続車の追突や乗客に考慮した安全性の高いもので作動前に乗客にも異常が報知されます。異常が起きていることをもちろん周囲にも知らせるためハザードランプやブレーキランプの点滅、警報などが起こるようになっています。

 

こういった自動検知システムや自動制御システムにより痛ましい事故が少しでも減り、輸送が今以上に安全なものになっていくといいですね。