
「フジりんごって一年中店頭にある気がするけど、一年中収穫できるのかしら?」
スーパーで買い物をしていて、そんな疑問がふとよぎった事はないでしょうか?
実はその疑問を青果コーナー担当の人にぶつけたら説明してくださいました。
「おっしゃるとおり、りんごも普通の植物ですので、晩秋にだけ収穫できるのが基本です。ですので年間を通して流通させる為には貯蔵に頼っているのです。例えば最も一般的なフジという品種ですが、貯蔵で7~8ヶ月もたせます。
収穫時期の前後と、突然変異種の早稲フジが早く収穫できるのを加味して、ほぼ10ヶ月ぐらいはフジを店頭に揃える事ができるのです。ですので、詳しい人なら知っていますが、 夏の一ヶ月ぐらいだけ、店頭からフジが消えます。」
との事。そして、その貯蔵技術とは1℃を保つ事のようです。冷え冷えだけど凍らないギリギリで。
そんな温度のマジックを鮮魚の物流でも行っているようです。こちらは−1℃と特殊な塩分濃度によるマジックで酵素分解を抑え、長時間高鮮度を保持するようです。
この技術「sea snow」を 持つ日通が、震災復興支援の一環として、それらを無償で提供し、シンガポールで開催する熊本フェアをサポートすると発表しています。
現地での日本の海産物の認知度アップと輸出増加を目指し、月ごとにフェアを開催しているようです。シンガポールにご旅行や商談などでお近くにお寄りの際は是非ご利用してみてはいかがでしょう。