物流の課題「配送費の削減や返品率の引き下げ」イトーヨーカ堂の例

流通・物流そして販売の流れの中で、配送費の削減や返品率の引き下げは大きな課題となっています。

 

イトーヨーカ堂は、それらの課題に取り組むにあたって、賞味期限180日以上のお菓子や飲料など比較的保存可能期間の長い物に対して、納品期限を賞味期限までの「3分の1」から「2分の1」へと早々に緩和しました。

そしてこれが、他企業や家業界にも普及し今や新しいスタンダードとなりつつあります。

 

また、できるだけ卸への返品を行わないためにも店頭売りきりを目指しており、事前の入念な打ち合わせにより発注のバランスもはかっているそうです。

 

小さな努力の積み重ねが認められ、同社はこの度「製・配・販連携協議会」の総会において、最高位の「サプライチェーンイノベーション大賞2016」受賞しました。

こちらは流通・物流に関する有識者3人が「返品削減への取り組み」「配送効率化への取り組み」の観点から選んだもの。

上記のような返品削減への取り組みに加え、毎日行っていた店舗への納品を週5〜6納品にまとめることで配送効率化をはかっていることも評価されました。

 

物の流れを止めることなく、効率化をはかることは並大抵のことでないと安易に想像できます。

大きな企業が良い結果を出してくれることは、その企業の結果だけにとどまらず、物流業界全体の底上げにつながりそうですね。