売れているECサイトの商品発送業務はどうなっているのか

運営しているECサイトがうまく波に乗って顧客が増えてきたら、必然的に増えるのが商品の発送業務です。ECサイト立ち上げ初期のころにはおおよそで済んでいた業務も、より正確に速く進めるために工夫や見直しが必要になってきます。

 

受注から配送業者へ渡すまで、時間との勝負となる発送業務を、売れているサイトはどのように行っているのでしょうか。


発送業務は、大きく分けて「ピッキング」「検品」「梱包作業」の3つがあります。

まずは受注リストを見ながらの「ピッキング」です。この業務は人の手で行われますのでミスが起こりやすい作業です。商品は種類ごとやブランドごとに分け、さらに売れやすい商品は棚の手前に出すなど工夫をします。同じ商品の注文が多くの顧客からある場合には、最初に大体の量を集めておくと、作業の効率化が図れます。また、商品のJANコードを自社の商品管理システムに登録する際に、棚番や出荷用コードなどを付けておくと、よりピッキング作業がしやすくなります。

 

次にお店の信用にもつながる大切な作業の「検品」です。行う人によって判断がバラバラにならないよう、不良品の基準をあらかじめ定めておきましょう。受注リストに検品で確認するポイントをチェックできるようにしておくと、漏れが少なくなります。この受注リストは出荷後も社内に保管しておきますと、配送完了後のアフターフォローの際に便利です。

 

最後に顧客の大きな印象となる「梱包作業」です。配送時の破損・汚損が無いよう、顧客が安心して開梱できるような梱包を行います。梱包作業を行う場所は、各種道具を使いやすいようにセットしておき、補充品も近い場所においておくと「探す」「取りに行く」といった余分な時間を省けます。

大きいものや重いものは下に、コワレモノの周囲にはしっかりと緩衝材を、など基本的なことはもちろん、ノベルティがある場合は入れ忘れないように、など、通常梱包やイベント時の梱包など時期に合わせた手順の共有が必要です。一日の発送量がわかっている場合は、資材の組み立てを先にやっておくと作業がスムーズになります。

 

 

ピッキング時に使える商品管理や梱包後の出荷登録など、システム化を取り入れて効率化を図ることができますが、作業人数や売上高によっては割に合わない投資になることもあります。自社の規模と見合わせて徐々に取り入れていくのが良いでしょう。また、商品発送は外注するという策もありますので、業績の伸びに応じて取り入れを検討するのも良いかもしれません。